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使用すべきは尊敬語と謙譲語
尊敬語とは、主語を持ち上げる表現で、日本語でいう「〜なさる」などが該当します。
動詞や形容詞に「-(으)시다」をつけて尊敬語にしたものを活用することはもちろん、以下のような例外単語は個別に覚えておく必要があります。
「〜は / 〜が / 〜に」といった助詞も以下のように尊敬語化し、語尾は합니다体で統一しましょう。
その際に、「-드리겠습니다 (〜して差し上げます=〜いたします)」のように、-겠と共に使用することでより丁寧な印象を与えることができます。
さらに、相手に何かをしてあげる時など、主語が自分になる場合は謙譲語を使用します。
「-겠」は相手に何かをお願いしたい時に使うと、相手にも配慮した非常に丁寧な表現になるので、覚えておくと良いでしょう。
書き出しの挨拶文
日本では、メールの冒頭部分で「相手の会社名+所属部署名+役職名+氏名」と、相手の所属をかなり細かく記載しますよね。
対する韓国では、「こんにちは(、◯◯様)」と簡単に挨拶をした後、自分の名前を伝えます。
このように、韓国では、そこまで厳密に相手の所属を書かなければいけない、というルールはありません。
もちろん、日本のように相手の所属を細かく記載しても良いのですが、それよりも冒頭部分で自分の名前をきちんと名乗ることのほうが重要とされているようです。(名乗る際は、役職まで記載するようにしましょう。)
冒頭の挨拶の直下には、上記のようなフレーズを用いてメールの本題を書き始めます。
文中でよく使う表現
こちらに関しては日本も同様ですが、ビジネスメールでは書き言葉を使用するのがポイント。
例えば、話し言葉の「〜에 대해서(〜について)」という表現は、ビジネスメール上では「〜에 대하여」となります。
また、単語についても、上記のように口語ではあまり使わないようなものや漢字語を主に使用します。
依頼や命令、謝罪時の表現
相手に何かをお願い・命令したい時は、以下のような表現を使います。
(下に行くほど、より丁寧な表現となります。)
また、相手方に謝罪をする際は、日本語と同じような表現を使用します。
締めくくりの表現
日本のビジネスメールでは、「お忙しいところ恐れ入りますが〜」という言葉を使いますが、韓国にも同様の表現があります。
相手を気遣う一言をメールの最後に添えたり、「감사합니다(ありがとうございます)」で本文を締めくくるという韓国ならではの特徴も。
「감사합니다(ありがとうございます)」には、日本でいう「よろしくお願いいたします」の意味も込められているそうです。
一言添えるメッセージのバリエーションはさまざまですが、1フレーズ入れておくことで一気にネイティブ感のあるメールになります。
いかがでしたでしょうか。
ビジネスの場で使用する韓国語は、日常会話の表現とは異なるものも多く、難しいように感じますよね。
ですが、将来韓国や韓国系企業で働きたい方には必要になってくるもの。
TOPIK(韓国語能力試験)中〜上級の勉強にも役立つので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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