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初対面の際を含む挨拶
韓国のビジネスシーンでも、日本と同様、初めて会った方とは必ず名刺交換を行います。
その際、日本では、相手の名刺よりも自分の名刺が下になるように差し出し、名刺入れの上で相手の名刺を受け取りますよね。
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韓国では、名刺交換の前にまず握手を交わすのが一般的。
いざ名刺交換をする際は、日本人のように名刺入れを使用する方は少なく、男性は左胸ポケット、女性はバッグの取りやすい場所に名刺を入れている方が多いようです。
敬称や敬語の使い方
韓国ドラマをよく観る方はご存じの方も多いと思いますが、韓国のビジネスの場では、上司や取引先の相手を「姓+肩書き+님(ニム)」と呼びます。
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しかし、韓国に比べて日本人の姓は長いものが多いですよね。
韓国の方々からすると少し呼びにくいということに加えて、親しみを込める意味で、筆者の元パートナー企業の方々は、「◯◯(下の名前)サン」と呼んでくれていました。
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また、社外の方に自分の上司について話す際についてもマナーが異なる日本と韓国。
上司を呼び捨てにして謙譲語を使用する日本に対し、韓国では、いかなる場合も必ず上司に対して尊敬語を使用します。
頻繁に贈り物をする
日本のビジネスマナーにおいて、贈答品を贈るのは、慶弔時やお中元やお歳暮といった年中行事の際のみですが、韓国ではごく一般的に贈り物を交わします。
海外と取引のある韓国企業の場合、クライアントには高麗人参(紅蔘)のエキスをプレゼントするのが定番のようです。
実際に私がいただくことが多かったのが、「正官庄」のもの。
太っ腹な方が多いようで、来訪時は毎回免税店で大きな箱を大量に購入し、大荷物でいらしていました。笑
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私がカカオフレンズのアピーチが好き、ということを知ってからは、紅蔘製品に加えてアピーチのぬいぐるみまでプレゼントしてくださることも。
常に相手側を喜ばせようとする気持ちに強く感激したのを覚えています。
贈り物をされることを喜ぶ
交流を深めるために、頻繁に贈り物をする韓国企業の方々は、当然こちらから贈り物することをとても喜びます。
特に好まれる贈り物は、高級感のあるラッピングを施したものやサイズの大きいもの。笑
メインの贈り物に加えて、日本のお菓子などのプチギフトを添えるとさらに親しみが伝わるようです。
実際に贈り物をして喜ばれた”添え物ギフト”は下記記事をチェック☑︎
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贈り物をする際、グループ全体に贈り物を渡す場合は、同じものを贈るのではなく、上司の方と部下の方で品物を変えるとベター。
韓国では上下関係をとても大切にするので、グループの中で役職が一番上の方に、最も高価なものを贈るようにしましょう。
年配の方が多い韓国企業の場合、日本製のものは避けた方が無難とされているため、洋酒やワインなどが無難です。
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会食や接待での振る舞い
ビジネス上における関係の構築や、円満化のために接待や会食をよく行う韓国。
会食時の上座・下座のルールは日本と同じですが、特に気をつけたいのが飲酒時のマナーです。
ドラマでもよく出てくるシーンですが、飲酒時は目上の人に見えないように、体を横に向けた上でお酒を飲みます。(さらに口元を手で隠す場合もあります)
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また、相手のグラスが空にならないよう、気遣いでお酌をする習慣がある日本に対し、韓国では、まだお酒が残っているグラスにお酒を注ぎ足すのはマナー違反。
お酒を注ぎ足す行為は法事で行われる行為だそうなので、必ず相手のグラスが空になってから注ぎ足すようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
日本の習慣と似ている部分もありながら、全く異なる部分もある韓国のビジネスマナー。
韓国企業や、韓国と取引のある企業で就職したい方は是非参考にしてくださいね!
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